ネスレ日本が世界的に知られたチョコレート菓子のブランド「キットカット」を活用して訪日外国人観光客による需要(インバウンド需要)への対応を強化している。抹茶の味が人気のチョコレート菓子キットカットに「日本酒」の味を追加。日本限定の製品ばかりを集めた店舗を成田国際空港に向う途中に立ち寄れる位置にオープンする。中国の休暇シーズンが始まる旧正月(春節)を8日に控え、日本を訪れる観光客による土産需要の取り込みを狙う。

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 「キットカット日本酒」は1日に発売。日本酒風味のチョコレートとウエハースの間に日本酒のパウダーを練りこんだ。日本酒の繊細な香りと味わいを再現したという。9枚入りと3枚入りの2種類で、9枚入りでは一目で日本酒とわかる1升ビン型のパッケージを採用した(写真上=ネスレ日本の発表資料より)。抹茶の味のキットカットでは15年も前年比約20%成長した。世界ブランドの日本限定品とあって、土産物として選ばれやすい強みがある。「日本酒」では一段と日本らしさを強調した。

 成田空港から直通バスで約15分の場所にある酒々井プレミアム・アウトレット(千葉県印旛郡酒々井町)には、3日から5月8日までの期間限定で「キットカット・プレミアムショップ」を出店する。熊本県のキャラクター「くまもん」を箱に描いた「キットカットミニくまもと茶」や、静岡県の「キットカットミニ田丸屋本店わさび」など地域限定の12種類も含む19種類の日本限定キットカットをまとめ買いできる。

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 同店舗では、日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字と簡体字)に対応した、オリジナルのパッケージを作れる機材も設置する。写真に日本を訪れた思い出などのメッセージを書き込んで、キットカットのパッケージに印刷して帰国することができる。3月1日からは1本200万円のキットカット型金塊(写真下=同)も販売する計画。金塊がいくら売れるかは未知数だが、改めて「爆買い」の勢いが印象付けられることになるのだろうか。